各界の第一線で活躍する著名人へのインタビューによる連載ページ“エドックス ラヴァーズ”。
プロフェッショナルな仕事へのこだわりや、彼らの愛用ウォッチなどに迫ります。
今月は、法政大学経済学部 教授として教鞭をとる傍ら、サッカー日本代表・岡崎慎司氏のパーソナルコーチや、Jリーグ・大分トリニータコンディショニングコーチなどを務める、杉本 龍勇氏です。
楽しみながら追求していく
プロフェッショナルとは?
求められる期待以上のものを常に提供すること、だと思います。課せられたノルマにどれだけの付加価値をつけられるか、常に高い意識を持って取り組むことが大切です。付加価値を創造するための努力には、”ボリューム(量)”や”クオリティ(質)”の2通りありますが、その努力は決して周囲に評価されるために行うものでは無いと思います。選手達には、パフォーマンスを追求していく過程でワクワクしたり、驚きや、達成する楽しみ、やりがいを見出してほしい。楽しみながら追求していくことで、自ずと結果はついてくるものです。私が関わる選手達にも、このコンセプトはいつも伝えています。
いかに自分自身の仕事に誇りをもてるか
かつてご自身も日本を代表する選手でいらっしゃいましたが、選手と指導者との違いとはどのようなところでしょうか?
役どころは180度、違います。選手はスポットライトを浴びる立場に対して、指導者は縁の下で支える日陰の立場です。工場でいうと1ライン(工程)の一つ。指導者としては、いかに自分自身の仕事に誇りをもてるか、だと思います。実際、私は、選手のために何かをしてあげている、とは思っていません。今でも選手への指導やアドバイスに対しては常に疑念はありますし、選手達の成長やプロセスを見て、心から「よかった!」と思っているだけ。選手達と一緒に遊んでもらっているような感覚です(笑)私から必要以上の感情移入はせず、選手に好かれるのではなく、信頼してもらえるよう努めることが大事だと思っています。
前へ前へ・・・繰り返す努力のスパイラル
普段の生活で意識していること、大事にしていることはありますか?
”努力”のみ、それだけです。私は陸上選手をやっておりましたが、ここがゴールというのは全くありません。いつも自分を奮い立たせて、現状に満足せず常に前へ前へと突き進んできました。立場が変わった今もまだまだ先は見えませんので、これから先も努力し続けることになるのでしょう。やればやるほど、次にチャレンジしたいことが出てきますし、やりたいことが沢山あります。
行動して、様子をみて、次をうかがう・・・常にそのように探りながら”努力のスパイラル”を繰り返しているような気がします。
ディテールに宿るこだわり
モノ選びのこだわりはありますか?
結構こだわりがあるので、妻には面倒がられますね(笑) 選ぶモノに共通するのは、オーソドックスに見えてどこか良いもの。素材だったり、ボタンひとつのディテールだったり、ちょっとしたこだわりを感じられるものが好きです。決して奇抜ではないのだけど、玄人好みのような。いろいろ見て回ったり悩むこともありますが、やはり”直感”は大切にしています。
このモデルを選んだ理由は?
昔から腕時計好きの私にとって、この価格でこのクオリティは魅力です。モノづくりへのこだわりを感じます。人から与えられて消費することが当たり前となった今の学生たちにも、自分が頑張ったご褒美として いいモノを自ら選び身に着ける喜び、をいつか知ってもらいたいですね。
品名:クロノオフショア1 クロノオフショプロフェッショナル
型番:01117-3-NINRA
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杉本 龍勇 Profile
法政大学経済学部 教授として教鞭をとる傍ら、Jリーグクラブ・清水エスパルスのフィジカルコーチ、湘南ベルマーレのフィジカルアドバイザーを歴任。現在はサッカー日本代表・岡崎慎司のパーソナルコーチ、Jリーグ・大分トリニータコンディショニングコーチ、サントリーサンゴリアススピードコーチを務める。自身も日本を代表する元トップスプリンターで、バルセロナ五輪日本代表として100m×4リレーで6位入賞を果たした。