各界の第一線で活躍する著名人へのインタビューによる連載コラム“エドックス ラヴァーズ”。プロフェッショナルな仕事へのこだわりや、彼らの愛用ウォッチなどに迫ります。今回は、ラグビーワールドカップ2019の日本代表チームにおいて、CTB(センター)として全試合に出場した中村亮土さん。所属するトップリーグのサントリーサンゴリアスでは、選手としてだけでなく、社員として営業もこなしていました(2020年にプロ転向)。そんな中村さんの姿勢は、エクストリームでスタイリッシュなエドックスの腕時計とどこか重なります。今回は、”Urban Divers“=クロノオフショア1を手に、中村さんのアスリートライフに迫ります。
社員選手として得るもの
トップリーグのシーズン中は、選手としての活動を中心としていますが、シーズンが終わると社業と練習を1日の中で行います。午前練習の際は午後社業、午後練習の際は午前社業という具合。業務は、酒販店さんや業務店さんの営業担当として取引の窓口になっています。ラグビー選手として知っているお客様には、少し贔屓目に対応していただけたり、応援の声をかけていただいたりすることもありますね。入社当初は、慣れずにただガムシャラに仕事も練習もこなすだけ。得意先の社長に怒鳴られたこともありました。実際、やっていけるのかと不安に思うことも。ただその結果、自分なりに向き合い方も成熟して余裕が生まれました。課題に挑戦しては乗り越え、の繰り返しでしたが、一歩一歩積み重ねてここまで来られたと思います。
プロ契約選手とは異なり、パソコンも操作するし、別の世界の人とコミュニケーションを取ります。これはストレスにもなるんです。ですが、社業のストレスはラグビーで発散して、ラグビーのストレスは社業に打ち込むことで消えていく。不思議と自分の中ではバランスが取れているので、これは社員選手ならではのメリットともいえますね。もうひとつのメリットは、ラグビーでも必要なコミュニケーション力が培われたこと。得意先との会話は、ときに仕事の話だけでは円滑にいかないこともあります。相手をよく知ることで話題の幅も広がるわけです。コミュニケーションに必要な「相手のことを考える力」は、特に社会生活の中で体得できたもの。長い合宿中においても、日本代表ではリーダーグループでもあったので、監督と選手をつなぐ潤滑油としての働きをする必要がありました。会社での経験が大きく役立ったと感じています。
自分と向き合い、自分を信じる
自分の担当するCTB(センター)というポジションは、簡単に言えば、チームを前に出すのが仕事です。僕の場合は、たまたま得意だったタックルでチームを前に出すことが多いので、これがひとつの武器となっています。ただ、選手によってこの「前に出す武器」が異なるのもセンターというポジションの面白いところ。例えば、オフロード(タックルを受けながらのパス)やキック、シンプルにボールキャリーのゲインなど、方法は人それぞれです。代表の松島幸太朗選手や福岡堅樹選手は、よくフェラーリにたとえられますが、僕は強いて言えば、「助手席の人」、つまり裏方です。クルマが目的地に進むためのサポート役。ナビゲーションをするだけでなく、リラックスのための音楽をかけるとか(笑)。潤滑油的な役割になるのは、松島選手や福岡選手のようなずば抜けた身体能力がないと思うからでしょうね。もしそうだったら、“オレオレ”な性格になっていたかもしれません。高校時代にラグビーを始めてから、ずっと自分の長所をどう伸ばすかを考えてきました。自分らしさを追求して見えてきたのが、今のようなプレースタイルです。ラグビー ワールドカップ2015では、代表メンバーに入れませんでしたし、所属チームのサントリーでも、試合に出られないこともあった。すべてが順風満帆ではありません。悔しい経験もしてきましたけど、自分に向き合って、自分を信じることだけはできた。その結果が、今につながっていると思います。変わらず、自分を向き合いながら、次のワールドカップの舞台にもまた立っていられるような選手を目指します。
オフを彩る、趣味とリラックス法
洋服は大好きなので、着こなしにも気を使います。色物、柄物ではなくて、綺麗にシンプルに着たいです。体が大きいので、ガチャガチャと派手に着飾るよりも、要素を削ぎ落としてシャープに選んだほうがまとまって見えるのではないかと思っています。アイテムとしては、ジャケットやシャツ、パンツなどが中心。
街ではきちんとお洒落したいです。敵はサイズですね(笑)。トップスは、ボリュームのある僕にも似合う服が結構あるのですが、ボトムスが既製品では合わない。太腿に合わせるとウエストがガバガバになってしまうんです。それで合わせても見た目も良くないですしね。ですので、今はいているパンツも含めて、所有しているパンツはオーダーメイドです。チームのウェアもオーダーしている「サルトーレ」というテーラーのものです。サイズ感もバッチリで、3、4本は作りました。オフタイムにリラックスできるのは、街とは対極にある「アウトドア」です。よく行くのは釣りやキャンプなど。出身が鹿児島の田舎なので、リラックスできるのは人混みのない自然の中です。静かに焚き火を眺めたりするのが大好きです。磯釣りは大好きなので、海辺は立っているだけでも癒される。いつかは川釣りにも挑戦してみたいですね。
着用モデル「クロノオフショア1」について
全部が好きです、マジで全部(笑)。今まで、仕事でもプライベートでも「これ!」という一本には出会えていなかったんです。一応カジュアルウォッチは、ファッション目線を考慮して選んでみたり、仕事の時計は、それらしいものを選んでみたり、といった感じで。でも、愛用するエドックスのダイバーズウォッチは、何にでもぴったり。仕事をする機会でも、休日を過ごすアウトドアでも、どちらでも使えます。
ゴツゴツしたボリュームのあるボディは、大きいアスリートの僕の体にもなじみます。かといって、ゴツいだけでなく、ベゼルのセラミックスやピンクゴールドの色味からは、スマートな印象も醸し出されていますよね。男らしくてスマート。だから、カジュアルだけでなくてスーツにも似合うんです。すべてが完璧!格好いいです。もう一度言います、格好いいです(笑)。なので、ほぼ毎日着用しています。
※インタビュー時点では社員選手、現在はプロに転向。
※インタビュー時点では社員選手、現在はプロに転向。
CHRONOFFSHORE-1 CHRONOGRAPH
AUTOMATIC
クロノオフショア1 クロノグラフ
オートマティック
Ref. 01122-37RBU35-BUIR3
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パワーボートのダイナミックな世界観を表現したフラッグシップモデルの機械式クロノグラフ。ピンクゴールドカラーのケースと明るいネイビーブルーの配色は、海の男の正装でもあるネイビーブレザーを想起させる配色。お馴染みのセラミックスベゼルと、アプライドインデックスなどの造形美は、中村さんを魅了している。
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スペック
自動巻き(EDOX011 46時間パワーリザーブ)、時針・分針・秒針、クロノグラフ、日付、曜日、45mm径、316LステンレススティールゴールドPVD、オートヘリウムエスケープバルブ、ブルーカーボンダイヤル、ハイテクセラミック(逆回転防止ベゼル)、50気圧/500m、サファイアクリスタルガラス(無反射コーティング)、スタッズパターンラバーストラップ
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AUTOMATIC
クロノオフショア1 クロノグラフ
オートマティック
Ref. 01122-37RBU35-BUIR3
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パワーボートのダイナミックな世界観を表現したフラッグシップモデルの機械式クロノグラフ。ピンクゴールドカラーのケースと明るいネイビーブルーの配色は、海の男の正装でもあるネイビーブレザーを想起させる配色。お馴染みのセラミックスベゼルと、アプライドインデックスなどの造形美は、中村さんを魅了している。
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スペック
自動巻き(EDOX011 46時間パワーリザーブ)、時針・分針・秒針、クロノグラフ、日付、曜日、45mm径、316LステンレススティールゴールドPVD、オートヘリウムエスケープバルブ、ブルーカーボンダイヤル、ハイテクセラミック(逆回転防止ベゼル)、50気圧/500m、サファイアクリスタルガラス(無反射コーティング)、スタッズパターンラバーストラップ
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Profile
1991年鹿児島県生まれ。鹿児島実業高校、帝京大学卒。 180cm、95kg 。 ラグビーワールドカップ 2020では、5試合中、出場しなかった時間は15分のみという大活躍でベスト16進出に貢献。鹿児島実業高校時代からラグビーを始めて花園に出場。帝京大学に進学したのちに、ラグビー部主将として大学選手権5連覇を支えた(うち優勝4回)。2013年にUAE戦で、日本代表初キャップを獲得。2014年にサントリーサンゴリアスに入団し、社員選手として活動。2020年4月よりプロ選手に転向。
1991年鹿児島県生まれ。鹿児島実業高校、帝京大学卒。 180cm、95kg 。 ラグビーワールドカップ 2020では、5試合中、出場しなかった時間は15分のみという大活躍でベスト16進出に貢献。鹿児島実業高校時代からラグビーを始めて花園に出場。帝京大学に進学したのちに、ラグビー部主将として大学選手権5連覇を支えた(うち優勝4回)。2013年にUAE戦で、日本代表初キャップを獲得。2014年にサントリーサンゴリアスに入団し、社員選手として活動。2020年4月よりプロ選手に転向。
Photography:Hiroyuki Suzuki
Text :Masashi Takamura
Text :Masashi Takamura